空気から水を作るウォーターサーバーについて

ウォーターサーバーとは、専用の機器に水の入ったボトルをセットすることで、いつでも好きな時に温水や冷水を飲める製品のことを言います。そんなウォーターサーバーに画期的な製品が開発されました。それは、空気から水を作るという製品です。通常、ウォーターサーバーと言えば、大きなボトルを毎回取り付けなければならず、水を飲み切ったあとのボトルを替える必要があります。

しかし、この空気から水を作るウォーターサーバーならば、そういったボトルを替える作業は一切不要で、ただ部屋に置いておくだけで自動で空気から作られた飲料水が貯められているので、いつでも飲むことが出来るのです。ある製品は、1日あたり10リットルもの水を作ることが出来、そのうえミネラルを追加することも可能です。もっとも、実際に飲料水として使用するとなると、水のきれいさが気になります。この点、このウォーターサーバーは、内部にエアフィルターが付いており、空気中の不純物を取り除く仕組みになっているので安心です。

さらに、水をためておくタンク内にUVランプがついており、数時間ごとに殺菌もしてくれます。では、どのような原理で空気から水を作るのでしょうか。これは、「結露」という現象が関係してきます。結露とは、寒い日の窓ガラスに水滴がつく現象のことを言います。

空気から水を作るウォーターサーバーは、まさにこの結露を利用して水を生成しているのです。この空気から水を作るウォーターサーバーは、現在世界中で開発が進められており、日本でもいくつかの製品が発表されています。価格は、数十万円する製品が多いので、普及にはまだ時間がかかりそうですが、今後災害時の水不足などで活躍することが期待されています。

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